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第19巻 第9号 1986年9月 [目次] [全文 ( PDF 499KB)]
原著

大腸疾患に対する緊急手術の成績

柴田 信博, 藤本 直樹, 相川 隆夫, 田村 茂行, 渡瀬 誠, 野口 貞夫

西宮市立中央病院外科

 大腸に起因する病変のために,緊急手術を施行された65例について,手術術式の選択と手術死亡率について検討した.術式の選択に影響したと考えられる因子は,1)患者側因子,2)病態,3)質的診断とその進展度,の3つであった.敗血症の存在,またはショック状態にある症例では,術式のいかんにかかわらず高い死亡率を示し,また発症以前のperformance statusの程度は,その予後に強い影響を与える因子である.術式別の死亡率間には,有意差を認めず,これら背景因子を考慮し,上記悪条件下にない症例では,積極的病巣切除が望ましい.一期的吻合の是非については,従来のごとく,右側結腸では一期的に,左側結腸では,減圧のための人工肛門の付加が必要である.

索引用語
大腸緊急手術, 大腸癌イレウス, 腹膜炎, 敗血症

日消外会誌 19: 1970-1974, 1986

別刷請求先
柴田 信博 〒663 西宮市林田町8-24 西官市立中央病院外科

受理年月日
1986年2月12日

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