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第19巻 第10号 1986年10月 [目次] [全文 ( PDF 414KB)]
特集

胃切除術のentero-insular axisにおよぼす影響についての検討―とくに後期ダンピング症候群について―

佐々木 巌, 加藤 三博, 今村 幹雄, 内藤 広郎, 戸田 守彦

東北大学第1外科(主任:佐藤寿雄教授)

 各種胃切除18例と後期ダンピング3例に糖負荷を行い,胃切除後のentero-insular axisについて検討した.胃切除後はいずれの術式においても糖負荷後oxyhyperglycemiaを呈したが,後期ダンピング例では負荷後120~180分で血糖値が50 mg/dl以下まで低下した.Insulinogenic indexは後期ダンピング例で高値を示し,胃全摘例ではB-I法に比べ有意に低値を示した.また,後期ダンピング例ではGIPの高反応と膵グルカゴンの反応低下が認められた.以上より,胃切除例のentero-insular axisに及ぼす影響は大きく,後期ダンピングの低血糖の発生には,GIP,インスリン過剰反応に加えてグルカゴンの分泌異常が関与する可能性が考えられた.

索引用語
胃切除術, 後期ダンピング症例群, 胃切除後の糖代謝

日消外会誌 19: 2138-2141, 1986

別刷請求先
佐々木 巌 〒980 仙台市星陵町1-1 東北大学医学部第1外科

受理年月日
1986年6月16日

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