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第19巻 第11号 1986年11月 [目次] [全文 ( PDF 862KB)]
原著

総胆管結石症における外科治療上の問題点―とくに手術時期と手術術式について―

山口 晃弘, 蜂須賀 喜多男, 磯谷 正敏, 深田 伸二, 石橋 宏之, 加藤 純爾, 神田 裕, 松下 昌裕, 小田 高司, 原川 伊寿

大垣市民病院外科

 過去15年間に手術を行った総胆管結石症は641例で,男女比1:1.25,平均年齢59.8歳,急性化膿性胆管炎は87例にみられた.術前胆道減圧術は14例に行い,その他は一期的に手術を行ったが,術後合併症は19.1%,入院死亡は18例(2.8%)にみられた.総胆管十二指腸吻合術127例,乳頭形成術273例を行ったが,術後合併症,入院死亡率,術後愁訴に両手術間で有意差はなかったが,一部の症例に発熱,疼痛などの術後愁訴があった.肝の組織学的検索を行った112例では92%に急性胆管炎の所見があり,総胆管結石は急性胆管炎準備状態と考えられ,早期に手術を行うことが望ましい.また術後愁訴の点からは,胆道付加手術はできるだけ慎しむべきであろう.

索引用語
総胆管結石症, 急性化膿性胆管炎, 総胆管十二指腸吻合術, 乳頭形成術, 総胆管結石の肝組織学的所見

日消外会誌 19: 2233-2240, 1986

別刷請求先
山口 晃弘 〒503 大垣市南頬町4-86 大垣市民病院外科

受理年月日
1986年3月12日

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