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第19巻 第11号 1986年11月 [目次] [全文 ( PDF 715KB)]
原著

大腸癌診断における血管造影の価値―特に壁深達度と肝転移について―

小林 一雄, 森 克彦, 永澤 康滋, 柳田 謙蔵, 吉雄 敏文

東邦大学第1外科

 血管造影で大腸癌の壁深達度を客観的に予測する方法はいまだ確立されていないが,著者らは結腸癌に対し一定の予測基準を用いて診断している.今回,70例の結腸癌の術前写真を再読影した結果,平均正診率は85%であり,動静脈のvasa recta長校の病的変化が良い指標であった.直腸癌に関しても同様の予測基準を作るべく,上直腸動脈分枝別読影法を用いて,110例の術前写真で描出している病的血管変化の部位と組織学的壁深達度の関係を検索した結果,RsおよびRa直腸癌では十分客観的予測が可能であることが判った.
 腹腔動脈造影の肝転移予測能についても60例で検討したが,正診率は77%であった.しかし左葉病変の診断能は低かった.

索引用語
選択的血管造影, 大腸癌術前壁深達度予測, 大腸癌肝転移診断

日消外会誌 19: 2259-2265, 1986

別刷請求先
小林 一雄 〒143 大田区大森西6-11-1 東邦大学医学部第1外科

受理年月日
1986年3月12日

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