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第19巻 第12号 1986年12月 [目次] [全文 ( PDF 644KB)]
原著

縫合材料chitinに関する実験的研究

立花 光夫, 八板 朗, 谷浦 博之, 深沢 公朗, 中村 輝久

島根医科大学第2外科

 新しい吸収性縫合糸chitinをPGA,plain catgut,chromic catgutと,強度と弾性,消化液中の抗張力推移,およびイヌ小腸吻合時の組織反応の点で比較して次の結果を得た.
 1.全縫合糸ともUSP3-0で2.0 kg以上と十分な抗張力であったが,chitinの伸び率は他の縫合糸よりわずかに低かった.2.chitinは人工胃液中では30日目で抗張力が35%に減弱したが,胆汁中では97%,膵液中では100%と変化はなかった.PGAはそれぞれ54%,0%,0%であり,両catgutは30日目までに溶解した.3.縫合糸周囲の組織反応は,両catgutが強くchitinはPGAと同程度であった.
 以上,chitinはPGAにそん色のない縫合糸といえる.

索引用語
吸収性縫合材料, chitin

日消外会誌 19: 2403-2408, 1986

別刷請求先
立花 光夫 〒693 島根県出雲市塩冶町89-1 島根医科大学第2外科

受理年月日
1986年4月9日

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