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第20巻 第1号 1987年1月 [目次] [全文 ( PDF 476KB)]
原著

胃癌患者血清中のtissue polypeptide antigenとcarbohydrate antigen 19-9の臨床的評価

浜副 隆一, 古賀 成昌, 前田 迪郎, 清水 法男, 金山 博友, 池田 芳明, 井上 康裕, 沢田 隆

鳥取大学医学部第1外科

 胃癌91例と胃十二指腸良性疾患19例の計110例において,TPA,CA19-9,CEA,IAPの4種の腫瘍マーカーを同一血清にて測定し,それぞれのsensitivity,specificity,diagnostic accuracyを胃癌の進行度別に比較検討した.TPAのsensitivityはCEAのsensitivityより(p<0.001),CA19-9のspecificityはTPA,IAPのspecificityょり(p<0.03,p<0.01)有意に高かった.TPAのdiagnostic accuracyは,stage III~IVと非切除・再発胃癌ではそれぞれ67.2%,83.3%で,CEAにおけるより有意に(p<0.02)高かった.combined assayではTPAとCA19-9の組み合わせが最も優れていた.以上より,TPAとCA19-9がCEAやIAPと同等,あるいはそれ以上の価値をもつ胃癌の腫瘍マーカーになりうる可能性が示唆された.

索引用語
胃癌, tissue polypeptide antigen, carbohydrate antigen 19-9, 腫瘍マーカー

日消外会誌 20: 29-33, 1987

別刷請求先
浜副 隆一 〒683 米子市西町36-1 鳥取大学医学部第1外科

受理年月日
1986年5月14日

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