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第20巻 第4号 1987年4月 [目次] [全文 ( PDF 527KB)]
特集

長期生存例からみた膵頭十二指腸切除術後の消化管再建法の問題点

鈴木 衛, 羽生 富士夫, 中村 光司, 今泉 俊秀, 吉川 達也, 大橋 正樹, 三浦 修, 梁 英樹, 新井田 達雄

東京女子医科大学消化器病センター外科

 PD術後3年以上の経過観察が可能であった95例を検討したところ,長期観察症例のほとんどは膵胆胃配列のChild変法による消化管再建法が行われていたが,術後の消化吸収機能は,膵頭部癌と慢性膵炎の一部の症例を除けば,おおむね良好で大半は何ら愁訴なく社会復帰し,比較的質の高い社会生活が可能であった.PD術後の消化吸収機能は,単に消化管再建法の違いよりも,原疾患や手術時のリンパ節郭清の程度,そして残存膵の機能に強く依存していると考えられた.PD術後の胆道感染症は,癌再発,胆管空腸吻合部狭窄,下部腸管の癒着などが原因であったが,再建空腸の腸内容輸送能の低下による胆汁うっ滞も逆流性胆管炎の原因と考えられた.

索引用語
膵頭十二指腸切除術後胆管炎, 胆道シンチグラム

日消外会誌 20: 914-918, 1987

別刷請求先
鈴木 衛 〒162 新宿区河田町8-1 東京女子医科大学消化器病センター

受理年月日
1986年11月7日

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