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第20巻 第5号 1987年5月 [目次] [全文 ( PDF 672KB)]
原著

食道癌術後の栄養管理―新しい管理法の1つの試み―

五関 謹秀, 妙中 俊文, 吉田 操, 井手 博子**, 岩塚 迪雄, 小野寺 時夫***

東京都立駒込病院外科, 現東京医科歯科大学第1外科, **現東京女子医科大学消化器病センター, ***現東京都立府中病院

 食道癌切除症例10例を対象に術後栄養管理として,(1)Na,Cl freeで分岐鎖アミノ酸を多く含んだ新アミノ酸製剤を窒素源として,術後早期より50%Glucoseをベースに,Na投与は,投与されたplas-ma protein fractionおよびNa塩としての抗生剤からのみと極力制限したTPNにてdry sideで維持し,(2)術後第3病日より積極的に経腸栄養を開始し,水分投与は主に消化管からの吸収という自己調節にまかせた.高ビリルビン血症を示した例をみとめたものの,全例問題となる合併症もみとめられず,窒素バランスも術後第8病日に正転した.高度な手術侵襲に加え,種々の代謝上の問題をかかえた食道癌術後栄養管理法の1つとして理にかなっていると考えられた.

索引用語
食道癌, 栄養管理, 食道癌術後高カロリー輸液, 食道癌術後経腸栄養, 分岐鎖アミノ酸

日消外会誌 20: 997-1003, 1987

別刷請求先
五関 謹秀 〒113 文京区湯島1-5-45 東京医科歯科大学第1外科

受理年月日
1986年9月3日

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