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第20巻 第5号 1987年5月 [目次] [全文 ( PDF 573KB)]
原著

腹膜播種性転移を有する胃癌の外科治療

山村 義孝, 紀藤 毅, 坂本 純一, 安井 健三, 森本 剛史, 加藤 知行, 安江 満悟, 宮石 成一, 中里 博昭

愛知県がんセンター外科第3部

 開腹時腹膜転移を認めた胃癌608例を対象とし,治療法と予後との関連性を検討した.P1,P2,P3のいずれの群においても,他因子(H1~3,S3,N3,4(+))の合併の有無に関係なく,胃切除R2群がもっとも予後良好であり非切除群がもっとも予後不良であった.術後3カ月以内の死亡は非切除例に多く,とくに手術直接死亡は全例非切除例であった.5年以上の長期生存は非切除とR0群にはなく,R1に3例とR2に9例みられ,この12例中10例が化学療法群であることから,化学療法は一部の症例には有効と思われた.以上より腹膜転移例の治療に際し,手術適応を厳格にし,技術的に可能であれば胃切除R2手術を原則とし,術後化学療法を併用することが必要と考える.

索引用語
胃癌腹膜転移, 胃癌の外科治療, 胃癌術後補助化学療法

日消外会誌 20: 1022-1027, 1987

別刷請求先
山村 義孝 〒464 名古屋市千種区鹿子殿1-1 愛知県がんセンター外科第3部

受理年月日
1986年9月3日

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