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第20巻 第5号 1987年5月 [目次] [全文 ( PDF 508KB)]
原著

肝臓の嚢胞性病変に対する経皮経肝嚢胞穿刺,ドレナージ,内視鏡検査の意義

長谷川 洋, 二村 雄次, 早川 直和, 神谷 順一, 前田 正司, 塩野谷 恵彦

名古屋大学第1外科

 肝嚢胞性疾患18例に対して経皮経肝ドレナージ,内視鏡検査を行い,その診断的,治療的意義について検討した.18例のうち4例は悪性病変であった.これら悪性例の穿刺,ドレナージによる特徴を良性例と比較検討してみると,造影所見では多房性で内腔が不整な例に,内容液の性状別では粘液の例が多かった.また,悪性例では,内容液のcarcinoemblionic antigen値,carbohydrate antigen 19-9値が高値を示す傾向が見られ,これらの検査も細胞診とともに有用な補助診断法となりうると思われた.このように穿刺,ドレナージはこれら疾患の有用なスクリーニング法であるが,上記のような特徴を備える例に対しては積極的に内視鏡検査,直視下生検を行うことが病変の早期発見に重要であると思われる.

索引用語
肝嚢胞性病変, 経皮経肝ドレナージ, 経皮経肝内視鏡検査, 嚢胞内容液CEA値

日消外会誌 20: 1028-1032, 1987

別刷請求先
長谷川 洋 〒422 静岡市小鹿1-1-1 静岡済生会総合病院外科

受理年月日
1986年9月3日

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