有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第20巻 第5号 1987年5月 [目次] [全文 ( PDF 965KB)]
原著

マイクロ波凝固法の膵切除への応用に関する実験的,臨床的研究

小林 康人

和歌山県立医科大学消化器外科学教室(指導:勝見正治教授)

 マイクロ波凝固法を成犬の膵切除に応用し,マットレス縫合による膵断端処理法と比較検討を行うとともに,昭和58年12月より40例の膵切除に応用し,従来の方法と比較した.実験的検討において,凝固部は凝固壊死像を呈し,蛋白分解酵素は不活化されるとともに,2 cm以上離れた健常部での組織内proenzymeの活性化作用などはなく,創傷治癒過程,膵管の閉鎖性に優れており,術後の血液検査,耐糖能,凝固系検査に異常はなかった.また,臨床的検討においては術後の膵液の漏出頻度,血中,尿中アミラーゼ値が従来のマットレス縫合による方法より低値であった.膵のマイクロ波凝固法は膵切除における新しい手術手技として有用であった.

索引用語
マイクロ波凝固法, microwave surgery, microwave tissue coagulator, 膵尾側切除, 膵腸吻合

日消外会誌 20: 1045-1054, 1987

別刷請求先
山林 康人 〒640 和歌山市七番丁1 和歌山県立医科大学消化器外科

受理年月日
1986年9月3日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会