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第20巻 第7号 1987年7月 [目次] [全文 ( PDF 736KB)]
原著

ストレス潰瘍―頭蓋内病変および多臓器障害との関連性

大橋 広文, 土屋 十次, 日野 輝夫, 伊藤 善朗, 野々村 修, 林 幸貴, 梶間 敏彦, 操 尚, 五島 秀行, 吉田 明彦, 坂田 一記

岐阜大学医学部第2外科学教室

 頭蓋内病変を有した67症例のautopsy surveyより中枢性ストレス潰瘍の検討を行い,その発生機序を頭蓋内病変,多臓器障害(MOF)との関連において分析し,以下の結果を得た.1)広義の潰瘍発生率は49.3%であった.2)脳主病変の局在と潰瘍発生との間に明確な関係を認めなかった.3)頭蓋内病変として,出血が潰瘍発生の引き金となる率が高く認められた.4)DIC,重症感染症は重要な位置を占める病態ではなかった.5)typical ulcer発生例が高いMOF発生率を示した.潰瘍発生の直接原因は中枢性ストレスに求められ,結果としてMOFが発生したと考えられた.6)中枢性ストレス潰瘍とMOFの一分症としての胃潰瘍の間には,同じストレス潰瘍と呼称しても隔りがあると考えられた.

索引用語
ストレス潰瘍, 頭蓋内出血, 多臓器障害, 自律神経中枢

日消外会誌 20: 1660-1666, 1987

別刷請求先
大橋 広文 〒500 岐阜市司町40番地 岐阜大学医学部第2外科

受理年月日
1986年10月15日

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