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第20巻 第8号 1987年8月 [目次] [全文 ( PDF 593KB)]
原著

D-ガラクトサミン障害肝の肝切除後肝再生におけるプロスタグランディンおよびグルカゴン,インスリン療法の意義に関する基礎的検討

志村 賢範, 宮崎 勝, 栗原 正利, 高橋 修, 河田 滋, 宇田川 郁夫, 越川 尚男, 伊藤 博, 寺本 修, 神野 弥生, 中島 透, 海保 隆, 木村 文夫, 松本 潤, 藤本 茂, 奥井 勝二

千葉大学医学部第1外科

 肝細胞保護効果を有するプロスタグランディンE1(PG-E1)と肝再生促進効果を有するグルカゴンーインスリン(G-I)療法に関して,ガラクトサミン(D-Gal)障害肝の肝切除における保護効果につき基礎的に検討した.ラットを用いD-Gal1,000 mg/kg投与障害肝を作製し,24時間後に68%肝部分切除を施行し,その前後40分間,末梢静脈よりPG-E1およびG-Iの持続注入を行った.(1)S-GOT,SGPT,再生肝重量および肝組織血流量には差を認めなかった.(2)肝切除後DNA合成能は,PG-E1+G-Iの併用にて,より強い促進効果を示した.(3)生存率もPG-E1+G-I併用にて有意の改善をみた.以上よりPG-E1とG-Iの併用療法は,障害肝の肝切除に際して,肝切除後DNA合成の抑制を軽減するものと思われた.

索引用語
ガラクトサミン障害肝, 肝切除後肝再生, プロスタグランディンE1, グルカゴンーインスリン療法

日消外会誌 20: 1877-1882, 1987

別刷請求先
志村 賢範 〒280 千葉市亥鼻1-8-1 千葉大学医学部第1外科

受理年月日
1986年12月10日

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