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第20巻 第8号 1987年8月 [目次] [全文 ( PDF 1003KB)]
原著

膵・胆管合流異常と胆道癌の相関に関する臨床的研究

大橋 正樹

東京女子医科大学消化器外科学教室(主任:羽生富士夫教授)

 膵・胆管合流異常89例を総胆管嚢胞状拡張群と総胆管非嚢胞状拡張群に分類し胆道癌との関連について検討した.嚢胞状拡張群58例中14例(24%),非嚢胞状拡張群31例中20例(64.5%)に胆道癌の併存をみたが,発癌に関し性差は認められなかった.両群とも若年で発癌したものが多く,癌併存と年齢,病悩期間に相関はみられなかった.胆汁中Amylaseは高値を示し,胆道の拡張部に発癌がみられた.病理組織学的には胆道の拡張部に一致して化生,過形成変化が非癌例にも認められた.発癌因子としては膵液の胆管内逆流,うっ滞が主要因子であり,それによる慢性刺激,炎症が化生,過形成変化をもたらし,その過程で発癌するものと推測された.

索引用語
先天性胆管拡張症, 膵胆管合流異常, 胆嚢癌, 胆管癌

日消外会誌 20: 1914-1922, 1987

別刷請求先
大橋 正樹 〒162 新宿区河田町8番1号 東京女子医科大学消化器病センター

受理年月日
1986年11月12日

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