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第20巻 第10号 1987年10月 [目次] [全文 ( PDF 592KB)]
原著

胃癌における癌関連抗原発現様式と予後

米村 豊, 沢 敏治, 橋本 哲夫, 嶋 裕一, 杉山 和夫, 西村 元一, 鎌田 徹, 藤村 隆, 三輪 晃一, 宮崎 逸夫

金沢大学第2外科

 胃癌435例の原発巣をPAP法によりCEA,AFP,hCG産生能を検討した.これら癌関連抗原陰性例は21%,CEA陽性74%,AFP陽性7%,hCG陽性19%であった.また1因子陽性59%,2因子陽性16%,3因子陽性2%であった.陽性例では脈管侵襲,リンパ節転移が高度で,産生因子数が多いほどその傾向は強くなった.Stageでは陰性例でのStage IV 22%に対しCEA,AFP,hCG陽性例では,それぞれ38%,45%,48%と進行した例が多くみられた.治癒切除例の予後をみるとStage I,IVでは陰性例と陽性例間に差はないが,Stage II,IIIでは陽性例の予後は不良であった.以上より胃癌のCEA,AFP,hCG産生能と予後は密接な関係があり,悪性度を示すparameterの1つになり得ると考えられた.

索引用語
carcinoembryonic antigen, alpha-fetoprotein, human chorionic gonadotropin, 胃癌悪性度

日消外会誌 20: 2299-2304, 1987

別刷請求先
米村 豊 〒920 金沢市宝町13-1 金沢大学医学部第2外科

受理年月日
1987年3月11日

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