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第20巻 第10号 1987年10月 [目次] [全文 ( PDF 1038KB)]
原著

肝切除後脂肪乳剤静注ラットの肝脂質代謝に関する研究

北見 義輝

近畿大学医学部第2外科(主任:久山 健教授), 神鋼病院外科(主任:端野博康院長)

 2/3肝切除ラットについて,切除初期の再生肝における脂質代謝とそれに及ぼす脂肪乳剤(10 ml/kg)静注の影響を,血清脂質分析,肝内脂質分析および新しく考案した組織化学的証明法を用いて,検討してみた.
 1)正常またはsham手術ラットに脂肪乳剤を静注しても,肝への脂肪集積は見られない.2)65%肝切除ラットでは,脂肪乳剤静注3時間で再生肝の肝細胞および類洞内に,中性脂肪およびcholin含有燐脂質の増加があるが,総コレステロールは増加しない.3)肝切除後生理食塩水を静注したラットでも時間的には遅れるが,同様の脂肪集積をみとめる.すなわち脂肪乳剤静注は,再生肝の脂肪集積の開始時期を早める作用を示した.

索引用語
脂肪肝, 脂肪乳剤, 肝切除後の脂質代謝, 脂質の組織化学, 肝再生

日消外会誌 20: 2327-2335, 1987

別刷請求先
北見 義輝 〒651 神戸市中央区脇浜町1-3-28 神鋼病院外科

受理年月日
1987年4月15日

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