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第20巻 第11号 1987年11月 [目次] [全文 ( PDF 585KB)]
原著

肝臓および腸管の同時合併切除の肝再生に与える影響に関する基礎的研究

河田 滋, 宮崎 勝, 志村 賢範, 高橋 修, 菅沢 寛健, 栗原 正利, 宇田川 郁夫, 越川 尚男, 伊藤 博, 神野 弥生, 寺本 修, 中島 透, 海保 隆, 木村 文夫, 松本 潤, 藤本 茂, 奥井 勝二

千葉大学医学部第1外科

 ラットを用い68%肝臓部分切除と消化管(回盲部および横行結腸)を同時切除した際の残存再生肝に与える影響につき検索した.血清GOT,GPT,T-Bil値には差異を認めなかったが血清Alb値は,肝切除群に比べ合併切除群に低下(p<0.01)を認めた.再生肝DNA合成能は肝切除群に比べて合併切除群では64~67%と低下していた(p<0.01).再生肝の蛋白合成能は肝切除群が2日目に2.4倍と亢進するのに比べ,合併切除群では2日目には1.6倍とその亢進は抑制され(p<0.01~0.05)7日目にピークを示した.生存率においては肝切除群の100%に比べ合併切除群は45%,62%と著明に低値を示した(p<0.01).以上のように肝臓および消化管の同時切除は切除後肝再生を著明に抑制することが示された.

索引用語
肝臓・消化管同時合併切除, 肝再生, 再生肝DNA合成能, 肝蛋白合成能

日消外会誌 20: 2544-2549, 1987

別刷請求先
河田 滋 〒280 千葉市亥鼻1-8-1 千葉大学医学部第1外科

受理年月日
1987年6月8日

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