原著
胆管細胞癌の診断および進展様式
小林 達則, 三村 久, 金 仁洙, 高倉 範尚, 浜崎 啓介, 津下 宏, 合地 明, 竹内 一八, 船曳 定実, 折田 薫三
岡山大学第1外科
当科で経験した胆管細胞癌(末梢型)12例の診断および進展様式について検討した.画像上,CTでは腫瘤は全例不整なlow densityを示した.血管造影では全例hypovascularで,動脈のencasementおよび門脈の浸潤性変化をみとめた.balloon ERCで全例に,胆管浸潤所見をみとめた.進行度は全例stage IVで高度であり,stage決定因子はN(66.7%),Vp(41.7%)が重要であった.組織学的には全例INF β以上で浸潤傾向が強く,ly2以上を9例,神経周囲侵襲を5例にみとめた.これらのことから切除はリンパ節の広範囲郭清,他臓器・門脈合併切除を伴うen blocな拡大肝切除が必要と考えられた.
索引用語
胆管細胞癌の末梢型, 胆管細胞癌の画像診断, 胆管細胞癌の進展様式
日消外会誌 20: 2572-2578, 1987
別刷請求先
小林 達則 〒700 岡山市鹿田町2-5-1 岡山大学医学部第1外科
受理年月日
1987年6月8日
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