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第21巻 第1号 1988年1月 [目次] [全文 ( PDF 668KB)]
原著

大腸粘液癌の臨床病理学的検討

弥政 晋輔, 廣田 映五, 板橋 正幸, 北條 慶一1), 森谷 宜皓1), 沢田 俊夫1)

国立がんセンター研究所病理部, 同 病院外科1)

 大腸粘液癌症例116例の臨床病理学的検討を行った.発生頻度は6.9%であり非粘液癌症例よりも若年発症であり(p<0.01),右側結腸における発生率が高い(p<0.025).またリンパ節転移,壁深達度ともに進行した症例が多く,腹膜播種陽性率も高いため治癒切除率は有意に低く(p<0.05),治癒切除例においても局所再発を中心とした再発率が高く,非粘液癌と比べて5生率は有意に低い(p<0.001).また粘液癌を腫瘍細胞型により分化型と印環型に亜分類して比較検討すると,印環型はより強く粘液癌の特徴を有していた.したがって生検で印環細胞が陽性であったり少しでも粘液癌が疑われる場合は広範なリンパ節郭清と主病巣の広範囲切除が必要と思われた.

索引用語
大腸粘液癌, 大腸癌予後

日消外会誌 21: 75-81, 1988

別刷請求先
弥政 晋輔 〒104 中央区築地5-1-1 国立がんセンター病理部

受理年月日
1987年9月9日

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