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第21巻 第1号 1988年1月 [目次] [全文 ( PDF 403KB)]
原著

消化管EEA器械吻合における吻合部狭窄の発生機序についての検討

山根 哲郎, 藤田 佳宏, 相良 幸彦, 山口 俊晴, 沢井 清司, 小島 治, 高橋 俊雄

京都府立医科大学第1外科

 器械吻合術後に吻合部に狭窄が高頻度に発生すると報告されており,われわれの症例も同様であった.臨床的に狭窄発生の要因を検討するといずれも経口の開始が遅れた症例に多かった.そこで,実験的に雑種成犬に結腸・結腸EEA器械吻合と手縫い吻合とを行い,おのおのに便が通過する群としない群を作製し,術後1カ月目に吻合部を検討した.McAdamsの狭窄指数を検討すると手縫い吻合では便通過群,非通過群ともに21.3%,36.4%,器械吻合便通過群も35.1%と狭窄は軽度であった.一方,器械吻合便非通過群では77.6%と著明な膜様の吻合部狭窄が認められた.以上の実験結果より,EEA器械吻合術後の吻合部狭窄の発症には経口摂取の遅延が一因ではないかと考えた.

索引用語
EEA器械吻合, 吻合部膜様狭窄, McAdamsの狭窄指数

日消外会誌 21: 97-100, 1988

別刷請求先
山根 哲郎 〒602 京都市上京区河原町広小路上ル梶井町465 京都府立医科大学第1外科

受理年月日
1987年9月9日

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