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第21巻 第3号 1988年3月 [目次] [全文 ( PDF 916KB)]
会長講演

食道癌の悪性度をめぐる臨床的考察

鍋谷 欣市

杏林大学医学部第2外科学教室

 食道癌は悪性度の高い腫瘍とされているが,このなかには悪性度の差異がみられる.教室で経験した276例の食道癌について,癌の発育速度,転移,再発の面から検討を加えた.腫瘍容積倍増時間は,13例の平均6.27カ月であったが,1カ月以内の短いものがあった.深達度進展について,粘膜下層癌から外膜進行癌までの期間は約6カ月で短かかった.進行癌非切除例のなかには未分化癌の率が高かった.転移進展については,リンパ管侵襲例の遠隔成績が不良であり,再発では,リンパ節再発初発現の形式が多かった.組織化学的検討では,lectin結合パターンにおいて癌化にともなう複合糖質構造の変化をみとめた.

索引用語
食道癌悪性度, 食道癌容積倍増時間, 食道癌リンパ管侵襲, 食道癌再発形式, 食道癌lectin結合パターン

日消外会誌 21: 769-778, 1988

別刷請求先
鍋谷 欣市 〒181 三鷹市新川6-20-2 杏林大学医学部第2外科学教室

受理年月日
1988年1月27日

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