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第21巻 第4号 1988年4月 [目次] [全文 ( PDF 463KB)]
特集

遠隔成績からみた食道癌治療の問題点とその対策―治癒手術例の治癒率向上を妨げる要因に関する検討―

渡辺 寛, 加藤 抱一, 日月 裕司, 平田 克治, 飯塚 紀文1)

国立がんセンター病院外科, 国立王子病院外科1)

 食道癌治癒手術例の治癒を妨げる要因を検索するために,現行規約n0-CIII症例の5生率を検討した結果,stage間に全く差がなく根治度の内容に問題があることが解った.次いでR1郭清症例と胸腔内吻合例を除いた厳密n0-CIII症例にa0例とa(+)例の5生率を見ると54.2%と34.5%と妥当性ある差がみられた.上縦隔リンパ節郭清程度の差(完全,不完全)の予後への反映を厳密n0-CIII症例について検討したところ左反回神経周囲まで郭清する完全郭清群ではa(+)例とa0例間の5生率に差がなく,不完全郭清では差が見られた.剔出リンパ節のリンパ節外脈管内癌進展は33.8%に認められ,食道癌のもう一つの縦隔内癌進展形式として重要視すべき所見であることを強調した.

索引用語
食道癌治癒手術, 食道癌の上縦隔リンパ節転移, 食道癌のリンパ節外脈管内癌進展

日消外会誌 21: 1158-1162, 1988

別刷請求先
渡辺 寛 〒104 中央区築地5-1-1 国立がんセンター外科

受理年月日
1987年10月12日

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