有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第21巻 第4号 1988年4月 [目次] [全文 ( PDF 383KB)]
特集

遠隔成績からみた胃癌治療の問題点と対策

羽生 丕, 本田 徹, 斉藤 直也, 佐藤 康, 竹下 公矢, 砂川 正勝, 遠藤 光夫, 神山 隆一1)

東京医科歯科大学第1外科, 同 病理部1)

 胃癌治癒切除例の遠隔成績をみると,ps(-)例では分化型癌の予後が悪く,肝その他への遠隔転移が最大の再発要因であった.一方,ps(+)例では低分化型癌の予後が悪く,腹膜再発がその要因であった.腹腔細胞診の結果,肉眼的に腹膜播種のないps(+)例の26%に遊離癌細胞を認め,腹膜播種の準備状態と考えられた.治癒切除例の再発を防ぐためには広範囲の切除と郭清を心がける一方,手術そのものが血行性転移や腹膜播種の原因とならないよう,愛護的な操作が必要であろう.また遠隔成績の検討から,術後長期にわたる免疫化学療法は治癒切除例,とくにps(+)例の予後を改善するうえで有効と思われた.

索引用語
胃癌治癒切除例, 胃癌治癒切除例の遠隔成績, 胃癌治癒切除例の補助免疫化学療法

日消外会誌 21: 1167-1170, 1988

別刷請求先
羽生 丕 〒113 文京区湯島1-5-45 東京医科歯科大学医学部第1外科

受理年月日
1987年10月13日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会