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第21巻 第4号 1988年4月 [目次] [全文 ( PDF 379KB)]
特集

実験腫瘍をもちいた腫瘍外科学へのアプローチ

寺田 信國, 細谷 雄治, 斉ノ内 良平, 小玉 正智

滋賀医科大学第1外科

 Strain-2モルモットのLine-10肝細胞癌を用いて,手術切除と癌化学療法(MFC)の組みあわせ方について検討した.切除後のMFCの全身投与では,ヒトの常用量(1/2 MFC:3週間)では治癒に至らしめられず,LD50量ではじめて1/6匹に治癒を認めたが,免疫能の荒廃があった.至適量の局注であれば,早い時期の腫瘍は治癒させられ,しかも治癒動物で抗腫瘍性の免疫能が誘導された.MFC局注後に切除すれば,それぞれの単独にくらべ治癒率が向上し,局注と切除の間隔はわずか3時間でも良好な成績が得られる.さらに動物実験の成績と臨床の成績の解離について,とくに腫瘍の抗原性の面から解析した.

索引用語
実験腫瘍, 術前癌化学療法剤投与, 低免疫原性腫瘍

日消外会誌 21: 1187-1190, 1988

別刷請求先
寺田 信國 〒520-21 大津市瀬田月輪町 滋賀医科大学第1外科

受理年月日
1987年9月28日

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