有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第21巻 第4号 1988年4月 [目次] [全文 ( PDF 433KB)]
特集

実験的膵癌の作成とその応用

佐竹 克介, 鄭 容錫, 田中 肇, 仲田 文造, 日裏 彰人, 西脇 英樹, 梅山 馨

大阪市立大学第1外科

 われわれはDMBAを用いてラットに膵癌を,さらに,BHPを用いてハムスターに膵癌の作成を試みた.120日以後生存したDMBAラット膵癌の発癌率は61.3%であった.また,BHPハムスター膵癌では17週以後の発癌率は97.3%であった.両膵癌の組織像はDMBAラット膵癌では未分化癌が多く,腺房細胞癌もみられたが,BHPハムスター膵癌では高分化型腺癌が多くみられた.消化管ホルモンの1つであるcaeruleinをBHPに併用するとBHP単独に比べ早期に発癌し,早期に発癌率を有意に上昇した.DMBAラット膵癌には右50%estrogen receptor陽性膵癌がみられた.以上,実験膵癌を用いて種々の検討が可能で,その目的に応じて種々の利用が可能である.

索引用語
実験膵癌, 7,12-dimethylbenzanthracene, N-nitro-bis (2-hydroxyprophyl) amine

日消外会誌 21: 1195-1198, 1988

別刷請求先
佐竹 克介 〒545 大阪市阿倍野区旭町1-5-7 大阪市立大学医学部第1外科

受理年月日
1987年10月15日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会