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第21巻 第4号 1988年4月 [目次] [全文 ( PDF 378KB)]
特集

イヌ部分膵自家移植の新しい方法―膵食道吻合―

黒田 嘉和, 河村 貴, 鈴木 康之, 藤原 英利, 田中 龍彦, 奥村 修一, 斉藤 洋一

神戸大学医学部第1外科

 新しい膵液ドレナージ法としての膵食道吻合による部分膵自家移植を雑種成犬の頸部に行い,この膵液ドレナージ法の安全性および膵内分泌機能におよばす影響について検討した.膵食道吻合部の縫合不全,頸部の感染および脾動・静脈の血栓形成などの合併症は認めなかった.また移植後の空腹時血糖およびIVGTTは正常であった.組織学的検索でも外分泌組織およびラ氏島の構築はともによく保持され,PAP法によりインスリン,グルカゴン,ソマトスタチンのラ氏島内存在が確認された.この新しいドレナージ法は安全でかつ内分泌機能も正常に保たれ,より長期の観察が必要であるが,部分膵移植において推奨される方法と考える.

索引用語
部分膵自家移植, 膵液ドレナージ法, 膵食道吻合

日消外会誌 21: 1207-1210, 1988

別刷請求先
黒田 嘉和 〒650 神戸市中央区楠町7-5-2 神戸大学医学部第1外科

受理年月日
1987年10月16日

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