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第21巻 第4号 1988年4月 [目次] [全文 ( PDF 389KB)]
特集

肝血行遮断下分離低温灌流法の確立とその応用

小山 研二, 鹿嶋 秋五, 浅沼 義博, 白山 公幸

秋田大学医学部第1外科

 本研究は肝流入出血行を2時間にわたって分離遮断し,経門脈的に冷却電解質液で灌流しつつ肝内の脈管の形成や複雑な位置にある腫瘤の摘出などin situ Bench Surgeryを可能にしたものである.Fortnerらに同様の報告があるが著者らは操作の簡便性,異常事態での可逆性,安全性を重視し臨床応用を容易にした.すなわち,肝冷却は経腸間膜静脈的に行い,表面冷却も附加し,肝の流出路は経股静脈的にして制御を容易にした.肝血行遮断中,解除後7日まで全身血行動態,肝腎機能,肝血流量,ミトコンドリア機能などを検索し,操作の安全性を確認した. しかし,解除後に大量の血奨を必要とし,また7日後も肝障害が軽度残存することは今後検討を要する.

索引用語
肝血行遮断, 肝低温灌流, 肝手術

日消外会誌 21: 1211-1214, 1988

別刷請求先
小山 研二 〒010 秋田市本道1-1-1 秋田大学医学部第1外科

受理年月日
1987年10月7日

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