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第21巻 第5号 1988年5月 [目次] [全文 ( PDF 562KB)]
原著

肝硬変に伴う脾機能亢進症に対する部分的脾動脈塞栓術に関する検討

大塚 八左右, 米川 甫, 島 伸吾, 杉浦 芳章, 吉住 豊, 田中 勧, 尾形 利郎

防衛医科大学校第2外科

 肝硬変に伴う脾機能亢進症10例に対して部分的脾動脈塞栓術(Partial Splenic Embolization)を施行し,その効果,肝機能に及ぼす影響,合併症とその対策について検討した.血小板数は本法施行後3日目より急激に増加し,12カ月経過後においても9.1±2.7×104/mm3と施行前より有意な上昇が持続した(p<0.05).本法により血小板数の増加を持続的に得るためには脾の50~70%の梗塞範囲が必要であった.本法は肝予備能の悪い症例やhigh riskの症例に対しても安全に施行することができ,発熱などの副作用は保存的対処が可能であった.また肝機能に及ぼす影響は一過性であった.本法の効果が不十分であった症例には反復する必要があると思われた.

索引用語
肝硬変, 脾機能亢進症, 部分的脾動脈塞栓術

日消外会誌 21: 1282-1287, 1988

別刷請求先
大塚 八左右 〒359 所沢市並木3-2 防衛医科大学校第2外科

受理年月日
1988年2月10日

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