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第21巻 第5号 1988年5月 [目次] [全文 ( PDF 741KB)]
原著

急性虫垂炎の臨床的検討―年齢からみた特徴について

大下 裕夫, 田中 干凱, 伊藤 隆夫

岐阜市民病院外科

 虫垂炎手術例821例の年齢による特徴について検討した.1)幼児群と高齢者群の頻度はそれぞれ2.6%,2.9%と低率であった.2)穿孔性虫垂炎は幼児群と高齢者群に,カタル性虫垂炎は高学齢群に多かった.3)嘔吐は幼児群と低学齢群に多く,下痢は幼児群と高齢者群に多く出現した.4)幼児群では平熱例が9.5%と少ないが,発熱例は52.6%と高率であった.また,発熱は加齢とともに減少する傾向がみられた.5)筋性防衛は幼児群と高齢者群で66.7%と高率に出現した.6)白血球数は幼児群では15,000/mm3以上の増多を示す例が多いのに対し,その他の年齢群では14,900/mm3以下の軽度増多例が多かった.7)術後合併症は幼児群と高齢者群に多く発生した.

索引用語
急性虫垂炎, 虫垂炎の年齢的特徴, 小児虫垂炎, 高齢者虫垂炎, 虫垂穿孔性腹膜炎

日消外会誌 21: 1294-1300, 1988

別刷請求先
大下 裕夫 〒500 岐阜市鹿島町7 岐阜市民病院外科

受理年月日
1988年1月13日

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