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第21巻 第7号 1988年7月 [目次] [全文 ( PDF 429KB)]
原著

組織型別にみた早期胃癌のリンパ節転移に関する研究

中根 恭司, 広実 伸郎, 岡村 成雄, 小島 善詞, 朴 常秀, 大草 世雄, 駒田 尚直, 田中 完児, 今林 伸康, 土井 康生, 日置 紘士郎, 山本 政勝

関西医科大学外科

 リンパ節郭清の立場から早期胃癌193例(m癌86例,sm癌107例)とpm癌81例み対象として,深達度および組織型別に転移リンパ節の個数ならびに転移リンパ節の浸潤様式にどのような差があるかについて検討した,m,sm,pm癌のリンパ節転移率はそれぞれ7%,19%,44%であった.平均転移リンパ節数は深達度に比例して増加し組織型別では早期胃癌に関しては分化型に多い傾向がみられた.また転移リンパ節の浸潤様式については深達度が増すにつれてI型(辺縁洞型)が少なくなりII型(髄内洞型),III型(全域型)が増加した.組織型別では分化型にI型は少なく,II,III型が高率であった.以上の成績より早期胃癌のうち分化型癌は転移リンパ節数が多く,リンパ節転移程度も強いため術中操作の際には転移リンパ節からの2次的波及予防に注意を要する.

索引用語
早期胃癌, 早期胃癌の転移リンパ節数, 早期胃癌の転移リンパ節浸潤様式, 早期胃癌のリンパ節郭清

日消外会誌 21: 1960-1963, 1988

別刷請求先
中根 恭司 〒570 守口市文園町1 関西医科大学外科

受理年月日
1988年3月9日

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