有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第21巻 第10号 1988年10月 [目次] [全文 ( PDF 751KB)]
原著

Polyethylene glycol電解質液を用いた全腸管洗浄法による術前大腸処置の検討

安田 聖栄, 野登 隆, 池田 正見, 金 大栄, 久保田 光博, 田島 知郎, 三富 利夫, 沢村 貞昭1), 小澤 敦1), 柴田 幹夫2)

東海大学第2外科, 同 微生物学教室1), 同 薬剤部2)

 大腸手術前の腸管処置にpolyethylene glycol電解質液による全腸管洗浄を行った.45症例に用いて臨床評価を行い,そのうち10例については処置前後の腸内細菌数の変化を調べた.結果は洗浄液の使用量が平均3,100 mlで前処置に要した時間は平均5.1時間であった.服用に伴う症状は軽度で92%に良好な腸管処置が得られ,本法は簡便で有用な腸管処置法であると考えられた.また腸管洗浄のみでは腸内細菌数は回収液l mlあたり4.0×108から9.0×106に減少したのみで処置後も腸内には多量の細菌が残存した.Kanamycin 2 gとmetronidazole 1 gの経口投与でも2.3×108から2.9×106と減少したのみであり,適切な抗生剤の使用方法については今後も検討が必要と考えられた.

索引用語
大腸手術, 術前腸管処置, 全腸管洗浄, polyethylene glycol

日消外会誌 21: 2399-2405, 1988

別刷請求先
安田 聖栄 〒259-11 伊勢原市望星台 東海大学医学部第2外科

受理年月日
1988年6月8日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会