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第21巻 第10号 1988年10月 [目次] [全文 ( PDF 362KB)]
特集

アカラシアー食道アカラシアの現況と未来とくに診断と治療について

田中 隆, 佐藤 博信, 村山 公

日本大学医学部第3外科学教室

 食道アカラシアの診断についてはその取扱い規約の制定によるX線分類,内圧分類,内視鏡所見記載基準が一般的に使われているが内圧曲線,内視鏡検査については食道機能検査としてはまだ問題が残されており,21世紀の課題としてはより生理的な苦痛の無い,治療方針の決定出来るような診断法の開発が望まれる.治療については現況では噴門形成術が主流であるが,未来像としては内視鏡的粘膜下筋切開法の開発,安全,確実な噴門拡張器の開発が望まれるところである.

索引用語
食道アカラシア, 食道機能検査, 噴門形成術

日消外会誌 21: 2451-2454, 1988

別刷請求先
田中 隆 〒173 板橋区大谷口上町30-1 日本大学医学部第3外科

受理年月日
1988年5月6日

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