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第21巻 第10号 1988年10月 [目次] [全文 ( PDF 392KB)]
特集

21世紀へ向けての潰瘍外科の問題点

青木 照明, 柏木 秀幸, 秋元 博

東京慈恵会医科大学第2外科

 全国アンケート調査76,631例と教室消化性潰瘍手術例732例における検討より,現状における潰瘍外科の問題点を明確にし,将来的展望についての考察を行った.H2-受容体拮抗剤の出現は,消化性潰瘍手術症例を44.3%減少させたが,合併症潰瘍,緊急手術例の実数には変化がなく,死亡率0.5%,吻合部潰瘍発生率0.9%の増加を認めた.特に十二指腸潰瘍に対して胃切除術の選択の増加と術式の画一化を生じ,時代逆行の感がある.したがって,停滞しつつある研究・実技訓練に対する効率的な改善と,臨床上最も問題となる十二指腸潰瘍穿孔のような緊急手術例の病態の解明とともに,生理機能温存的手術の適応に関する研究・普及が今後の展望として望まれる.

索引用語
消化性潰瘍, 潰瘍手術, H2-受容体拮抗剤

日消外会誌 21: 2455-2458, 1988

別刷請求先
青木 照明 〒105 港区西新橋3-19-18 東京慈恵会医科大学第2外科

受理年月日
1988年5月25日

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