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第21巻 第10号 1988年10月 [目次] [全文 ( PDF 389KB)]
特集

胃がん患者脾の免疫抑制への関与と脾摘の意義

峠 哲哉, 柳川 悦朗, 山口 佳之, 黒井 克昌, 沢村 明広, 服部 孝雄

広島大学原爆放射能医学研究所外科

 胃がん患者における脾の免疫抑制への関与と胃全摘例における脾摘の意義について検討した.脾細胞ではCD42H4(suppressor inducer T)細胞の割合が高く,脾静脈血リンパ球ではCD8CD11(suppressor T)細胞の割合が有意に高い事が認められた.胃がん全適例における術後7年目での累積生存率は,特に進行がん症例では有意に脾摘群の予後が良好であった.脾摘群では,PPD皮内反応は術後の回復も早く,また血清抑制因子は明らかに低下した.胃がん患者脾はsuppressor T細胞誘導の場を担い,免疫抑制に関与すると考えられ,さらに脾摘群で有意に予後が良好であることが認められた.

索引用語
胃がん, サプレッサー細胞, 脾摘

日消外会誌 21: 2478-2481, 1988

別刷請求先
峠 哲哉 〒734 広島市南区霞1-2-3 広島大学原医研外科

受理年月日
1988年5月26日

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