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第21巻 第11号 1988年11月 [目次] [全文 ( PDF 455KB)]
原著

胆道癌再発に対する外科的治療

近藤 哲, 二村 雄次, 早川 直和, 神谷 順一, 久保田 仁, 前田 正司, 河野 弘, 早川 英男, 椰野 正人, 井垣 啓, 小木曽 清二, 金井 道夫, 道家 充, 高木 敏貴, 加藤 政隆, 塩野谷 恵彦

名古屋大学医学部第1外科

 過去8年8か月間に相対非治癒切除以上の治癒度をもって切除しえた胆道癌症例のうち再発が確認されたのは42例で,うち9例に再発巣切除を,5例に外科的動注療法(3例は両者併用)を施行した.再発巣切除により6か月~3年3か月,平均1年7か月経過した4例の非担癌生存例が得られた.癌死した4例でも平均生存期間は1年4か月で延命効果やquality of lifeの改善が得られたものと考えている.この経験から,再発巣がその臓器内で限局性であれば臓器欠損に対する再建方法を考慮した上で,積極的に切除にのぞむべきと考えられた.特に手術創ないしは外胆汁瘻孔への癌細胞播種によると考えられる胸腹壁再発例では,視触診で早期に発見し状況が許せば開腹術も付加して十分に切除すべきである.

索引用語
胆道癌再発切除, 乳頭部癌再発切除, 手術創部癌再発, 外胆汁瘻孔部癌再発

日消外会誌 21: 2562-2566, 1988

別刷請求先
近藤 哲 〒466 名古屋市昭和区鶴舞町65 名古屋大学医学部第1外科

受理年月日
1988年7月13日

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