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第21巻 第12号 1988年12月 [目次] [全文 ( PDF 734KB)]
原著

ICG Rmaxの信頼度の評価とその補正法

熊沢 健一, 菊池 友允, 大石 俊典, 中島 久元, 大東 誠司, 昆野 博巨, 若林 敏弘, 島川 武, 芳賀 駿介, 梶原 哲郎

東京女子医科大学附属第二病院外科

 Indocyanine green(ICG)最大除去率(Rmax)は誤差がでやすくその信頼度に疑問が持たれている.われわれは求めたRmaxに信頼性があるかどうかを判定する基準を以下のように設定している.1)循環動態が安定していること,2)血中濃度(C)はC2n>C2(n+1)を満たすこと.3)血中濃度の相関係数はほぼ1であること.4)消失率(K)はK0.5>K1.0>K3.0を満たすこと.5)反応速度の相関係数はほぼ1(0.9969以上)であること.しかし,対象64例中この基準を満たした症例は40例(62.50%)にすぎなかった.そこで,ICGの負荷量と消失率を補正してRmaxを求めたところ判定基準を満たした症例は54例(84.38%)に増加した.したがって,Rmaxの信頼度を高めるためには負荷量および消失率を補正する必要があると考えられた.

索引用語
肝機能検査, indocyanine green最大除去率

日消外会誌 21: 2716-2723, 1988

別刷請求先
熊沢 健一 〒116 荒川区西尾久町2-1-10 東京女子医科大学第二病院外科

受理年月日
1988年9月14日

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