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第21巻 第12号 1988年12月 [目次] [全文 ( PDF 662KB)]
原著

胆嚢消化管瘻症例の診断と外科的治療

白波瀬 功, 大澤 二郎, 網 政明, 東出 俊一, 田中 誠, 伊東 正文, 篠田 正昭

朝日大学歯学部付属村上記念病院外科

 昭和51年から61年までの11年間に当科で経験した胆嚢消化管瘻13例を対象に,診断と外科的治療を中心に検討した.術前診断しえたのは13例中6例(46%)で,存在診断には腹部単純撮影と消化管造影が有用であった.直接胆道造影は有所見例では質的診断も可能であった.手術は胆嚢摘出術と瘻孔閉鎖術を基本とし,根治術をしえたのは13例中9例で,胆石イレウスの2例には腸切開結石摘出術のみを行った.瘻孔の開存により胆道の逆行性感染や肝機能異常等の合併症をきたすことは少く,また特に胆石イレウス症例では一期的根治術施行後にむしろ胆道系合併症が多いことから,胆石残存の認められないときは必ずしも手術侵襲の強い瘻孔根治術を必要としないと考える.

索引用語
内胆汁瘻, 胆道内ガス像(pneumobilia), 胆石イレウス

日消外会誌 21: 2738-2743, 1988

別刷請求先
白波瀬 功 〒500 岐阜市橋本町3-23 朝日大学村上記念病院外科

受理年月日
1988年9月14日

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