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第22巻 第1号 1989年1月 [目次] [全文 ( PDF 969KB)]
原著

閉塞性黄疸時における血中および肝組織内フィブロネクチンの変動

松井 則親

山口大学第1外科(主任:江里健輔教授)

 ラットの総胆管を結紮切離して閉塞性黄疸モデルを作成し,作成後6週間にわたって,血清総ビリルビン,GOT,GPT,ALP,C3,血漿fibronectin(FN)濃度および肝組織内でのFNの局在の変化を検討した.血漿FN濃度は結紮前95.0±4.38 µg/mlと比較し,結紮切離1週後113.6±3.14 µg/mlと有意に増加し,胆汁性肝硬変となる5,6週では165.4±12.14,163.2±8.89 µg/mlとさらに有意に増加した.肝組織内のFNの局在も週が経つにつれて線維化の進行とともに増加した.一方,黄疸ラットでも非代償期に陥ると78.0±11.0 µg/mlと結紮前値よりも有意に低下した.閉塞性黄疸時には代償期である限り血漿FN濃度は増加し,線維化の指標にもなると考えられた.

索引用語
閉基性黄疸, fibronectin, 網内系機能, 肝線維化

日消外会誌 22: 79-86, 1989

別刷請求先
松井 則親 〒755 宇部市小串1144 山口大学医学部第1外科

受理年月日
1988年10月12日

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