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第22巻 第3号 1989年3月 [目次] [全文 ( PDF 457KB)]
原著

肝細胞癌切除後再発症例に対する集学的治療法の検討

牧 淳彦, 高安 隆, 森 敬一郎, 嶌原 康行, 山岡 義生, 小澤 和恵

京都大学第2外科

 過去3年間に経験した切除後再発肝癌24例の,再発形式,各種治療法,予後について検討した.残肝再発17例,肺転移3例,骨転移3例,腹腔内,腎臓,リンパ節転移各1例で再発後平均生存期間は10.2か月であった.残肝再発に対しては肝動脈塞栓術およびエタノール注入が9例に,再切除が4例に行われた.保存的療法群は再発後平均8.4か月生存している.再切除例の内3例はおのおの9,10,14か月生存中である.肺転移は3例とも切除され8か月以上生存している.骨転移に対しては切除が2例に放射線療法が1例に行われ症状の改善を認めた.腎転移例は切除後2か月目に死亡した.肝癌の治療成績向上のためには拡大手術とともに,再発に対しても集学的治療を行うことが必要である.

索引用語
肝細胞癌, 肝細胞癌再発, transcatheter arterial embolization, 肝細胞癌遠隔転移, 肝細胞癌再切除

日消外会誌 22: 779-783, 1989

別刷請求先
牧 淳彦 〒606 京都市左京区聖護院川原町54 京都大学医学部第2外科

受理年月日
1988年11月2日

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