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第22巻 第4号 1989年4月 [目次] [全文 ( PDF 553KB)]
原著

十二指腸潰瘍穿孔性腹膜炎の細菌学的検討

品川 長夫, 村元 雅之, 桜井 敏, 福井 拓治, 保里 恵一, 谷口 正哲, 真下 啓二, 水野 章, 由良 二郎

名古屋市立大学医学部第1外科

 十二指腸潰瘍穿孔例(63例)について,手術時採取腹水の細菌学的検討を行い,その他の部位の穿孔例(175例)と比較した.腹水中細菌の陽性率は,結腸穿孔(陽性率100%)などの下部消化管穿孔と比較し,十二指腸潰瘍穿孔では44.4%と低く,さらに穿孔より手術までの時間の短いものでは菌陰性例が多かった.腹水から好気性菌と嫌気性菌が混合で分離される症例は下部消化管穿孔に多く,十二指腸潰瘍穿孔では好気性菌の単独分離が多かった.十二指腸潰瘍穿孔の早期手術例では,その病態に細菌が関与することは少ないと考えられた.

索引用語
十二指腸潰瘍, 十二指腸潰瘍穿孔の早期手術, 十二指腸潰瘍穿孔の保存的療法, 腹膜炎の抗生剤療法

日消外会誌 22: 919-923, 1989

別刷請求先
品川 長夫 〒467 名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1 名古屋市立大学医学部第1外科

受理年月日
1988年12月14日

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