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第22巻 第4号 1989年4月 [目次] [全文 ( PDF 501KB)]
原著

肝切除術後における血清胆汁酸と血中ケトン体比の相関関係に関する臨床的研究

内山 和久, 谷村 弘, 小澤 和恵1)

和歌山県立医科大学消化器外科, 京都大学第2外科1)

 肝切除術を施行した32例について,術直後より2週間~2か月間,動脈血を採取し,血中ケトン体比(acetoacetate/β-hydroxybutyrate)および血清胆汁酸を分画別に測定し,肝ミトコンドリア活性状態と血清胆汁酸分画の関連性について検討した.その結果,chenodeoxy cholic acid(以下CDCA)のtotal bile acid(以下TBA)に対する割合(CDCA/TBA比)が,血中ケトン体比とγ=-0.78(p<0.01)で相関することが判明した.血中にCDCAが増加してくると,その細胞障害性のため,肝細胞ミトコンドリア,ミクロゾームを障害してケトン体比も低下すると考えられ,CDCA/TBA比は肝ミトコンドリア活性状態を的確に示すことが判明した.

索引用語
血清胆汁酸, 血中ケトン体比, 肝ミトコンドリア, 肝切除術

日消外会誌 22: 929-933, 1989

別刷請求先
内山 和久 〒640 和歌山市七番丁27 和歌山県立医科大学消化器外科

受理年月日
1988年12月14日

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