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第22巻 第4号 1989年4月 [目次] [全文 ( PDF 387KB)]
特集

漿膜露出胃癌の治療の工夫―全身低体温併用腹腔内温水灌流による温熱化学療法

升田 吉雄, 高井 満, 高橋 誠, 小川 正憲, 大野 一英, 遠藤 文夫, 尾形 章, 小田 健司, 小幡 五郎

松戸市立病院外科

 漿膜露出胃癌症例の治療成績の向上のためには,治癒切除施行例においても腹膜播種に対する防止策が必要不可欠である.1983年7月より,治癒切除施行例で肉眼的に漿膜浸潤を認めた症例のうち,53症例に対して全身低体温併用腹腔内温水灌流による温熱化学療法を施行してきた.本法の治療上の意義について,術後1000日以上経過した熱熱群22例と対照群54例を対象として,累積生存率,Hazard Riskについて検討した.予後的漿膜面浸潤因子:ps(+)症例において,温熱群は有意に高い(p<0.04)生存率を示した.また,Hazard Riskのpeakの出現は温熱群が対照群より遅く,本法による生存率の向上は早期再発の抑止に関っていることが示唆された.

索引用語
温熱化学療法, 腹腔内温水灌流, 全身低体温

日消外会誌 22: 997-1000, 1989

別刷請求先
升田 吉雄 〒271 松戸市上本郷4005 松戸市立病院外科

受理年月日
1988年10月12日

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