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第22巻 第5号 1989年5月 [目次] [全文 ( PDF 445KB)]
原著

胃癌の漿膜因子と予後―ssγ,se治癒切除例における癌の広がりが予後に及ぼす影響

平野 達雄, 三浦 敏夫, 草野 裕幸, 高平 良二, 遠近 裕宣, 三根 義和, 梶原 啓司, 宮下 光世, 横田 美登志, 渡部 誠一郎, 石川 啓, 中越 亨, 清水 輝久, 下山 孝俊, 富田 正雄

長崎大学第1外科

 胃癌治癒切除例中,ssγ 30例,se 48例につき,最深層における癌の広さ,拡大様式,癌量,組織型を検討し,予後に及ぼす影響を検討した.5生率は,最深層の癌の広さでは,ssγ例で10 mm未満が,10 mm以上に比べて,有意に良好であったが,se例では有意差はなかった.癌の最深部層での癌量では,ssγ例で癌少量のものは中等量に比べ予後良好であったが,se例では有意差はなかった.漿膜下層での癌の拡大様式は,「山型」はなく,「箱型」と「谷型」との5生率には有意差はなかった.最深部組織型で,分化型と未分化型の5生率に有意差を認めなかった.したがって,ssγで10 mm未満,癌量が少量のもののみ予後良好であった.

索引用語
胃癌の漿膜因子, 胃癌の漿膜下浸潤, 胃癌の漿膜面浸潤, 胃癌の予後

日消外会誌 22: 1057-1061, 1989

別刷請求先
平野 達雄 〒852 長崎市坂本町7-1 長崎大学医学部第1外科

受理年月日
1988年12月14日

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