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第22巻 第5号 1989年5月 [目次] [全文 ( PDF 566KB)]
原著

硬変併存肝細胞癌切除後再発例からみた切除範囲の検討

別府 真琴, 高須 朗, 福崎 孝幸, 藤本 憲一, 谷口 積三

県立西宮病院外科

 腫瘍径5 cm以下のIM01)の硬変併存肝細胞癌27例を臨床病理学的に検討を行い,再発群9例と非再発群18例の比較から,再発因子,再発型式を検討し,いかなる切除範囲が妥当であるかについて考察した.両群間で著明な差を認めたのは被膜浸潤,血管侵襲で,再発群はfc-inf(+)かfc(-)ですべてvp1であった.fc-inf(-),vp0症例はHrSで再発もなく予後も良好であった.fc-inf(+),vp1症例は前者より拡大手術の傾向であったが,9例中7例と高率に再発をきたした.また再発症例の再発部位の検討より9例中2例はHrSをHr1にすれば再発を回避しえたと考えられた.fc-inf,vpを術前に判断できない現時点では,右葉においてはHr1,左葉においてはHr2が望ましいと考えられた.

索引用語
肝硬変併存肝細胞癌, 肝細胞癌再発, 肝広範囲切除, 肝小範囲切除

日消外会誌 22: 1072-1077, 1989

別刷請求先
別府 真琴 〒662 西宮市六湛寺町13-9 兵庫県立西宮病院外科

受理年月日
1988年12月14日

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