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第22巻 第7号 1989年7月 [目次] [全文 ( PDF 776KB)]
原著

在宅静脈栄養法における完全皮下埋め込み式カテーテルの有用性に関する検討

井上 善文, 根津 理一郎, 中井 澄雄, 高木 洋治, 岡田 正, 川島 康生

大阪大学第1外科, 小児外科

 完全皮下埋め込み式カテーテル(SIP)を用いた間歇的投与による在宅静脈栄養法(HPN)を14症例に施行した.従来より用いられてきた体外露出部分を有するBroviac catheterに比べて,SIPでは輸液非投与時にはカテーテルの管理が容易となり,quality of lifeの改善が得られた.合併症はカテーテルの閉塞が1例にみられたのみで,カテーテル感染は1例にもみられなかった.抜去を要した合併症発生頻度はBroviacでは2.04回/1000日であったのに対し,SIPでは0.18回/1000日と有意に低率であった.以上SIPは合併症の発生頻度が低く,安全に使用可能であり,またquality of lifeの面からもSIPのHPN用カテーテルとしての有用性は高いと考えられた.

索引用語
完全皮下埋め込み式カテーテル, 在宅静脈栄養法, 間歇的輸液法

日消外会誌 22: 1839-1846, 1989

別刷請求先
井上 善文 〒553 大阪市福島区福島1-1-50 大阪大学医学部第1外科

受理年月日
1989年3月8日

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