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第22巻 第8号 1989年8月 [目次] [全文 ( PDF 428KB)]
原著

DNA ploidy・ras p21の発現からみたBorrmann 4型胃癌の予後の検討

米村 豊, 杉山 和夫, 鎌田 徹, 松本 尚, 大山 繁和, 山口 明夫, 三輪 晃一, 宮崎 逸夫

金沢大学第2外科

 Borrmann 4型胃癌76例を対象としDNA ploidy,ras p21の組織内発現を検索し,以下の成績を得た.
 DNA ploidy patternはdiploid 26例,aneuploid 50例で,diploidの5生率28%,aneuploid 8%と有意にaneuploidで予後不良であった.ras p21活性は24例,32%にみられ,ras p21陰性胃癌の5生率27%,陽性癌で6%で両群間に有意差を認めた.またdiploid,aneuploidともにras p21陽性例では陰性例にくらべ有意に予後不良であった.DNA ploidy,ras p21の発現と組織型,腹膜播種の有無,stageとの関係はなかったが,aneuploidでras p21陽性癌では静脈侵襲が高率に認められた.
 以上よりDNA ploidy pattern,ras p21発現の状態を検索することはBorrmann 4型胃癌の予後指標になると考えられた.

索引用語
Borrmann 4型胃癌, ras p21, DNA ploidy

日消外会誌 22: 1995-1999, 1989

別刷請求先
米村 豊 〒920 金沢市宝町13-1 金沢大学医学部第2外科

受理年月日
1989年4月12日

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