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第22巻 第8号 1989年8月 [目次] [全文 ( PDF 742KB)]
原著

門脈侵襲またはChild C肝硬変を有する肝細胞癌に対するリピオドールーマイトマイシン懸濁液反復動注療法の肝機能への影響と治療効果

足立 信也, 深尾 立, 石川 詔雄, 岩崎 洋治, 田中 直見1), 大菅 俊明1), 斎田 幸久2), 倉本 憲明2)

筑波大学臨床医学系外科, 同 内科1), 同 放射線科2)

 門脈3次分枝以上に癌侵襲のみられる肝硬変併存肝癌15例と,Child C肝硬変を併存する肝癌8例,さらにChild C肝硬変を併存し門脈侵襲も認められる7例,計30例を対象として,経肝動脈的リピオドールーマイトマイシン懸濁液動注療法(LM-TAI)の効果と安全性について検討した.LM-TAI施行後,血液生化学的諸検査値は一過性に異常値を示すが,この傾向は門脈侵襲例においてより強く認められた.LM-TAIを反復した例でもこれらの異常値は1~4週間以内にほぼ前値に復した.腫瘍の縮小が24例にみられ,2年累積生存率は門脈侵襲症例群で55.0%,Child C肝硬変群では50.0%,重複群では14.3%であった.

索引用語
Child C肝硬変併存肝癌, 肝癌門脈内腫瘍栓, リピオドールーマイトマイシン懸濁液反復動注療法

日消外会誌 22: 2032-2038, 1989

別刷請求先
足立 信也 〒303 水海道市新井本町13-3 きぬ医師会病院外科

受理年月日
1989年4月12日

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