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第22巻 第10号 1989年10月 [目次] [全文 ( PDF 436KB)]
特集

胃上部癌における膵脾合併切除の適応について

太田 惠一朗, 西 満正, 中島 聰總, 梶谷 鐶

癌研究会附属病院外科

 胃上部癌に対する進行程度に応じた適正な膵脾合併切除の適応を検討した.1960年から1984年までに胃全摘や噴門側切除に膵脾合併切除の施行された胃上部癌根治切除例(絶対非治癒切除除く)513例を対象とし,臨床病理学的ならびに予後の検討から次のような結果を得た.脾門リンパ節の転移率は20.7%,脾動脈幹リンパ節の転移率は23.8%であった.表在癌や長径4 cm未満の小さな胃上部癌では,脾門・脾動脈幹リンパ節転移が極めてまれであり,膵脾合併切除の適応は少ない.また,S2以上の症例や脾門・脾動脈幹リンパ節に明らかな転移を認める症例では,積極的に膵脾合併切除を施行すべきである.

索引用語
胃上部癌, 膵体尾側切除脾摘出術

日消外会誌 22: 2477-2481, 1989

別刷請求先
太田惠一朗 〒170 豊島区上池袋1-37-1 癌研究会附属病院外科

受理年月日
1989年5月8日

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