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第22巻 第10号 1989年10月 [目次] [全文 ( PDF 373KB)]
特集

胃癌肝転移例に対する治療法の選択

山村 義孝, 紀藤 毅, 平井 孝, 坂本 純一, 安井 健三, 加藤 知行, 安江 満悟, 宮石 成一, 中里 博昭

愛知県がんセンター消化器外科

 胃癌の同時性肝転移241例について術後生存期間からみた各種治療法の有用性を検討した.H1,H2では他因子併存の有無にかかわらず胃切除例の生存期間が長く,H1の5生率はR213.6%,R117.6%,R00%,非切除0%であった.H1では胃切除のみの症例の5生率10.6%に対して肝転移合併摘除例は20.0%であり,また化学療法(-)例の5生率0%に対して全身化学療法例15.0%,肝動注例23.1%であった.最近における長期肝動注の成績(異時性肝転移17例を含む20例の生存期間が407日)も考慮すると,肝転移が著明でない場合はR1以上の郭清を伴う胃切除と肝転移巣の摘除および肝動注をおこない,肝転移が著明な場合には肝動注を中心とする治療を選択すべきと思われる.

索引用語
胃癌肝転移, 胃癌手術, 肝動注療法

日消外会誌 22: 2503-2506, 1989

別刷請求先
山村 義孝 〒464 名古屋市千種区鹿子殿1-1 愛知県がんセンター消化器外科

受理年月日
1989年5月8日

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