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第22巻 第10号 1989年10月 [目次] [全文 ( PDF 441KB)]
特集

膵頭十二指腸切除例の治療成績とその問題点,とくに乳頭部癌,下部胆管癌,膵頭部癌について

中山 和道, 津留 昭雄

久留米大学第2外科

 膵頭十二指腸切除術(PD)施行例,205例中,乳頭部癌76例,中下部胆管癌55例,膵頭部癌39例でこの三者で170例,82.9%を占めていた.直接成績では205例中直死例は9例4.4%で,乳頭部癌3例,下部胆管癌3例,膵頭部癌2例,胆嚢癌1例でいずれも悪性疾患であった.合併症は膵が正常に近い例,拡大した手術例にみられた.遠隔成績では5生率は乳頭部癌54.1%,中下部胆管癌24.4%,膵頭部癌19.8%で,乳頭部癌では十分なリンパ節郭清により著明な成績の向上をみた.下部胆管癌の再発因子の検討から肝外胆管は全切除が必要である.長期生存例の術後の病態はほぼ満足すべき結果であり,PD-I,PD-IIも良い消化管再建術式である.

索引用語
乳頭部癌, 中下部胆管癌, 膵頭部癌

日消外会誌 22: 2516-2520, 1989

別刷請求先
中山 和道 〒830 久留米市旭町67 久留米大学医学部第2外科

受理年月日
1989年5月25日

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